小さいわが子へ、今度は元気な産声を聞かせてね

死産を乗り越え再びベビ待ち生活~妊娠生活の記録日記

高温期28日目、妊活のため今日で会社を辞めました。

高温期28日目(37.03℃)

 

本日は10年務めた会社の

最後の出勤日でした。

 

10年・・・

 

長かった。

 

歳がバレますが、新卒から今まで

社会人経験と言えばここでしかありません。

 

辞めたいと思うようになってから2年ほど、

よく頑張ったのでもういいと思います。

はい。

そう自分に言ってあげてます。

 

 

何かがおかしくなったのはいつからだろう。

今の主人と出会う前の恋愛では

どっぷり男に振り回されて人生が嫌になり、

勝手に塞ぎこんだりいきなり泣いたり

情緒不安定な人になってしまい。

そこから会社の人とは仕事の話題以外話さなくなっていき、、、

 

主人と出会って精神的に安定し、

生活のためにも仕事する必要があったので

よし嫌なことはあるけど頑張るぞと思っていた矢先、

子どもを失った。

 

 

そのときはすでに安定期に入り

産休育休等手続きのため総務にも連絡済、

支店の皆にももちろん、引き継ぎなどで迷惑もかけるので連絡済。

 

2週間休みをいただいて復帰したはいいけれど、

精神的に追い詰められて会社に当たる日々。

 

死産になった理由なんてわからないけれど、

仕事で毎日イライラしていたせいだとか、

冷房が寒かったせいだとか、

その原因をどうしても会社に見つけようとしてしまっていた。

 

 

何かのせいにしたかった。

 

 

だから、ただでさえ皆と距離が出来つつあったところに

さらにこの件で私が壁を厚くしていってしまい、

もう自分でもどうにもできなくなってしまった。

 

私がちょっと勇気を出せば

そんなもの取っ払えたのかもしれない。

 

でも、そうしたいと思えないほど

毎日がイライラの連続だった。

 

得意先が無茶言ってきたよ~勘弁してよ~

っていうのは意外と歳をとる度に冷静でいられるようになっても、

社内のことに関してはどうにもこうにもダメだったなぁ。

 

仕事のことだけじゃなく、

誰かの態度やしゃべり方にイライラしたり、

ぺちゃくちゃしてる私語にイライラしたり、

会社のやり方にイライラしたり。

 

もうイライラしたり落ち込んだりの繰り返しに、

疲れちゃって。

 

社内の誰かの奥さんが妊娠しただの出産しただのの話が耳に入れば

もう大変。

何故私の前でそんな話題ができるのだとイライラ大爆発で、

かなり情緒不安定でした。

 

これは「不妊様」って言われるものなのかな。

 

まぁ職場にこんな人いたら周りもやだよねそりゃ。

 

そんな目を感じてるから私もあまり関わらない。

新入社員や後輩も、私には何も聞いてこない。

今困ってるんだろうなって思っても、

話しかけることができなくなっていた私も私。

 

居づらいったらもう。

 

その場にいるだけで迷惑なんじゃないかって思えてきた。

 

私は行かないけれど、

他のメンバーだけで飲みに行ってるときなんかは、

私のことヤだなって皆で話してるんだろうなとかね。

 

被害妄想も膨らみまくる。

 

 

その上ここ2年ぐらい

担当した営業が仕事の出来ない子で。

 

お客様からお叱りの電話やメールが業務の私に届いたり、

後始末や謝罪でもうイライラ。

後輩を教育するのも先輩の仕事だけれども、

限界だってば。

 

忘れないように毎日毎日

「この件の回答まだですよ!」

「この件確認できてますか」

メールをしても返事無し。

 

机に書類を付箋付けて置いて帰ると、

片づけがされてないものだから

いつの間にか書類に埋もれて紛失事件続出。

 

私の把握していないところで勝手に何かを進めていて

その後の管理ができない。

じゃあ一人で全部やってね→でもちゃんとやらない。

報・連・相ができないというか信頼関係を構築しようという意思がない。

 

 

 

そしていろいろ重なったある日ブチ切れて、

勢いで上司に辞めますと宣言しに行ってしまいました。

 

退職理由は、「妊活のため」。

 

だってこんなに毎日イライラしていたら

そりゃ不妊の原因の一つにもなるでしょう。

 

パートで残ってくれとは言われたけれど、

それじゃあ意味がない。

同じ場所で働くのなら今までと同等の手当と権利をいただけないと

やってられない。

 

何か環境を変えねば意味がない。

 

 

正社員で安定していた職を手放すなんて

浅はかだと思われるかもしれない。

 

給料はそんなに高くなかったけれど、

福利厚生はしっかりしていて

それだけでも続ける意味はあったはず。

 

 

でもね。

やっぱり早く子どもが欲しいんだ。

だから何かこのサイクルを変えたかったんだ。

 

 

 

 

結果として有給消化中の3月に妊娠が発覚したけれど、

これも仕事を辞めようと決意できたからのことだと思っている。

 

いや、そう思わないとやってらんないでしょ。

 

だってそれも本当だもん。

 

年明け早々に3月に辞めるって宣言してから

有給の残り34日を消化するために駆け足で引き継ぎをして、

休みに入った瞬間一気に肩の力が抜けたのを感じたの。

 

月末月初は請求書等の引き継ぎで出社したけれど、

それもあと2回かって思えばわりと楽しめた。

 

いろいろ煩雑な作業を抱えていたから、

それを引き継いで、私の大変さを味わうがいい!

なんて嫌なコトを思ったりもした。

 

2月3月ほぼゆっくり過ごしてみて、

仕事をしたいと思うこともあった。

何かお金を稼がねばという衝動もあるけれど、

どんなに嫌なことがあってもやりがいを感じなくとも、

働けることはそれだけで喜びでもあるのだとそのとき思った。

 

 

 

最終日だけは、ちゃんと笑顔で挨拶できました。

 

 

本当は、できるだけ静かに、ひっそり消えようとも思った。

皆にお菓子を配って挨拶するなんて、

今までの私が一体どんな顔をして挨拶すればいいんだって。

ひっそり渡すものだけ置いて、ひっそり定時で帰ろうと。

 

でも、母親から来たメールで思いとどまった。

『いろいろ嫌なことはあったと思うけど、

「立つ鳥跡を濁さず」だよ。』

 

そう、最後ぐらい、

こんな子供じみた考えはやめて、

苦手な愛想笑いも頑張って、

ちゃんと挨拶しよう。

 

「ちょっと、なんてゆーか鬱気味だったりしたもので、、、

いろいろご迷惑かけちゃいましてスイマセンでした。」

 

ちょっと笑ってそう言おう。

 

 

話したくないなって人もいたけれど、

最後は後味悪く終わらずに良かったと

今は思っています。

 

人付き合いがあまり得意でない

愛想笑いもあまりしないような私を

こんだけ長い間置いていただけただけで

ありがたい話ですよね。

 

(ん?新人のころはそりゃもうめちゃしてたかも)

 

 

 

とにかく、、、

今こうして前向きな感想を述べられるのは、

私が今妊娠できたという事実があるからに他ならない。

 

「ほら、やっぱり仕事辞めたらすぐにできたじゃん。

仕事のストレスが身体に良くなかったんだよ!」

そう言ってしまえる今だから。

 

今回もダメだった…ってどん底気分だったら、

こんな風に思えなかったかもしれないよね。

 

長々と妊娠とは関係のないようなグチ話ばっかりで

すいません。

 

でも一言、最後に後輩の女の子には

これだけ言ってさよならしました。

「人それぞれだけど、くれぐれも身体は大事に仕事しなよ」

 

 

仕事を辞めたら辞めたで金銭的にも今度の社会復帰にも

いろいろ不安は付きまいますし、それが正解かどうかは何とも言えません。

 

でも、妊活中の皆さんが少しでも心穏やかに生活できれいればいいなと

心から思います。